点数
シナリオ | グラフィック | ヒロイン | Hシーン | 総合 |
60点 |
感想まとめ
・ヒロインとの付き合い方が2ルートあるため、処女喪失シーンも2回ある
・グラフィックはヒロインの可愛らしさをよく出しており高評価
・HCG、Hシーンの質、量ともに同ブランドの中では一番の出来
・面白くないルートは本当に面白くなく、HOOKSOFTの中でも一番ひどいぐらい
・付き合っていることを秘密にするルートは、ヒロイン全員から好意を寄せられている設定と致命的にかみ合わない
・共通の時点でヒロイン全員から好意を寄せられている設定なのにハーレムルートもないのはひどい
・ヒロインが主人公に好意を寄せるきっかけが大したことない上、主人公に魅力がないので、こんな主人公がモテることに違和感を抱く
ジャンル・シチュエーション
純愛・いちゃらぶ・ラブコメ・処女・半脱ぎ・中出し・ハッピーエンド
処女率・CG数
【処女率】
全処女(100%)
【HCG/総CG数】
56/80枚
(他にヒロインのパンツなどを映した、スマホサイズの写真CGもあり。CG数には入れていない)
Hシーン詳細
【ちあき】
オープンルート
制服:両腕掴み正常位・破瓜・射精箇所選択
スクール水着:胸もみながら騎乗位・射精箇所選択
制服:フェラ・射精箇所選択
私服:お互いを乳首舐め
制服:立ちバック・中出し
私服2:後ろから側位・射精箇所選択→全裸:だいしゅきホールド正常位・中出し
クローズルート
制服:立ちバック・破瓜・射精箇所選択
制服:対面立位・射精箇所選択
全裸:授乳手コキ・射精
裸:パイズリフェラ・顔射
制服:背面座位:胸もみしながら背面座位・射精箇所選択
全裸:騎乗位・射精箇所選択→全裸:ガラスに押し付け立ちバック・射精箇所選択
【ハル】
オープンルート
制服:騎乗位・破瓜・射精箇所選択
制服:立ちバック・射精箇所選択
体操服:シックスナイン・口内射精
私服:腕つかみ後背位・射精箇所選択
制服:対面駅弁・中出し
私服2・髪形ストレート:背面騎乗位・中出し→全裸:腰掴み正常位・射精箇所選択
クローズルート
制服:正常位・破瓜・射精箇所選択
スク水:立ち側位・射精箇所選択
部屋着・髪形ストレート:尻コキ・射精・寝バック・中出し
制服:フェラ・射精箇所選択
制服:アナル騎乗位・アナル中出し
下着・髪形ストレート:密着騎乗位・中出し・外出し→全裸:まんぐりがえし挿入・射精箇所選択
【美沙】
オープンルート
制服:正常位・破瓜・射精箇所選択
制服:フェラ・射精箇所選択
制服:立ちバック・射精箇所選択
私服:側位・射精箇所選択
制服:騎乗位・射精箇所選択
私服:正常位・射精箇所選択→全裸:寝バック・中出し
クローズルート
制服:立ちバック・破瓜・射精箇所選択
制服:縦パイズリ・そのまま射精
体操着:騎乗位・射精箇所選択
全裸:目隠し状態・手錠拘束・シックスナイン・口内射精
スク水:相互オナニー・ぶっかけ
下着:まんぐりがえし挿入・射精箇所選択→全裸:背面座位・ローター責め・中出し
【楓】
オープンルート
制服:足抱え正常位・破瓜・射精箇所選択
スクール水着・髪形ストレート:プールの中で平泳ぎの態勢で後背位・中出し・外出し
制服:乳首舐め手コキ・射精
私服:騎乗位・射精箇所選択
制服:対面座位・射精箇所選択
私服2:足上げ側位・中出し→全裸:まんぐりがえし挿入・射精箇所選択
クローズルート
制服:後背位・破瓜・射精箇所選択
体操服:フェラ・射精箇所選択
制服:対面駅弁・中出し
私服:スカートたくし上げてパンツ見せ・愛撫・パンツおろし
制服:立ちバック・射精箇所選択
下着:正常位・外出し→背面駅弁・おしっこ・中出し
感想
安定した純愛作品を出してきたHOOKSOFTなので、体験版をプレイせず購入してしまいましたが、シナリオがかなりの地雷でした。
もし、体験版をプレイしていたら、絶対に買わなかったです。
全部のシナリオがダメというわけではなく、良いルートのシナリオもあって、そちらは面白かったのですが、ダメなルートのシナリオは本当につまらなかったです。
面白かったルートの点数は90点、ダメなルートのシナリオは30点、平均60点としました。
ヒロインやルート毎の感想、シナリオのダメな点などはネタバレになるので、記事の最後に記載します。
シナリオ以外は、可愛らしいヒロイン、過去作から大幅に増えたHCG・Hシーン、エロさがレベルアップしたグラフィック、処女喪失が2回もあるなど、評価が高かっただけに、シナリオが足を引っ張ったのが悔やまれます。
原画家や、Hシーンの出来はこのまま引き継いで、ダメなシナリオを書いたライターは止めにして、次回作を作ってほしいです。
商品リンク
FANZA
駿河屋
ヒロイン感想
ちあき
オープン・クローズルート、共に面白かった。
幼馴染なだけあり、主人公との遠慮のないボケ・ツッコミの応酬が面白い。
ハル
オープン・クローズルート、共に面白かった。
見た目はギャルなのに、今まで男と付き合ったことがなく、恋愛経験値0なのが良い。
私服姿が意外にも清楚系ロングスカート+髪型ストレートなので、印象が変わって可愛かった。
美沙
オープン・クローズルート、共につまらなかった。
清楚な外見ながら、実はドエロという設定は良いのに、それに対する主人公の反応が普通過ぎてつまらない。
ヒロインの突拍子もない言動に、大げさに驚いたり、ツッコミするなどがほとんどなく、淡々と受け入れるだけである。
どうせ2ルートあるなら、美沙に振り回される展開と、主人公もHにノリノリになる展開に分けるなどした方が良かった。
オープンルートは、ひたすらエロいことを追求する展開ばかりで、いちゃいちゃが足りない。
クローズルートは、関係を隠すことだけが目的みたいになってしまい、恋愛している感がほとんどなく本末転倒。
楓
オープンルートは面白かったが、クローズルートはつまらなかった。
プレイすれば分かるが、二つのルートでライターが違う。
他のヒロインは皆同じクラスなのに、ひとりだけ後輩なので、主人公と距離が遠すぎてかなり不憫。
しかも、会うタイミングも、主人公が気まぐれに図書館に行く時だけと、何かがおかしい。
せめて、部活や委員会の後輩などにして、必ず会う機会を設けるべきだろう。
そのため、他ヒロインルートではほとんど出番がない。
公式のキャラ紹介で偽装カップルになるとあるが、そんな展開ないぞ……?
実は普通の家庭で育ったが、周りからお嬢様と思われているため、自身もお嬢様のように振舞う設定なのだが、その描写が共通ルートでほとんど見れない。
主人公と初めて会ったときさえ、自然体で接するため、お嬢様感が全くない。
初めて出会うときに、お嬢様のように振舞うヒロインを見て、主人公がそのように認識したが、あるキッカケで、実はそんなことはなく、自然体の彼女と出会う、という展開が普通ではないか。
こういう設定のヒロインこそ、高嶺の花のクラスメイトにすべきだろう。
クローズルートは周りのモブがウザく、主人公もダメなところしかないため、終始イラつく。
一番シナリオの出来が悪い。
オープンルートは、会話が面白く、モブも笑える反応をする。
クローズルートの出来と雲泥の差なので、オープンルートは必ず後にプレイすること。
シナリオの問題点
1.シナリオ格差
共通ルート、美沙ルート、楓クローズルートのシナリオは非常につまらない。
ちあきルート、ハルルート、楓オープンルートのシナリオは非常に面白いと、ルート毎のシナリオ格差が非常に大きいのが問題。
そのため、攻略する順番は、美沙→楓クローズ→楓オープン→ちあきorハルがおすすめ。
逆から攻略すると、シナリオの出来に愕然としてしまう。
つまらないと思ったシナリオはスキップして、面白いシナリオだけプレイするのもおすすめ。
こうなった原因は複数のシナリオライターがいるため。
過去作も、複数のライターがいたが、ここまでシナリオ格差があることはなかった。
今作のシナリオライターは4人おり、以下のような実績となっている。
・主にSMEE作品に携わっているライター
・HOOKSOFTの過去作に多く携わっているライター
・SMEEのハジラブミニファンディスクしか経験がないライター
・シナリオ経験は多いものの、SMEEやHOOKSOFTには携わっていないライター
誰かどのルートを担当したのかは分からないが、共通、美沙ルート、楓クローズを担当したライターはもう使わないでほしい。
そもそも、ルートによってシナリオだけでなく、BGM、ヒロインの表情、効果音、テキストの大きさなど、ADV全体の演出がまるで異なっている。
さらに、ルートによって主人公の性格・言動もまるっきり変わっており、同じ主人公とは思えないくらい違いがある。
こうもはっきり別ライターが書いていると分かってしまう上に、面白さがまるで違うのは、作品としてかなりまずいと分かってほしい。
とくに共通ルートがつまらないと、体験版時点で購入を止めてしまうだろう。
2.付き合っていることを秘密にするルートは、ヒロイン全員から好意を寄せられている設定と致命的にかみ合わない
このゲームは共通ルートで、ヒロイン全員から好意を抱かれ、それがクラスメイトにもばれているのに、付き合っていることを黙ったままにするのは無理がある。
しかも、二人きりで学園祭を周っているのに、である。
選ばれなかったヒロインは、主人公から何も言われないまま、学園祭を過ごさなくてはいけないため可哀そうである。
これなら、ヒロイン全員の前で、誰と学園祭を周るか選ぶ展開にするか、学園祭はヒロイン全員と時間を設けて、学園祭後に告白する展開の方が自然。
付き合っていること秘密にする場合、他のヒロインにも付き合うことを言わないのはおかしい。
一応、主人公が言おうとするが、他のヒロインが言わなくていいと遮るのだが、無理がある展開。
しっかり主人公の口から言うべきだろう。
そもそも、学園祭デートを決めたときに、他のヒロインに断りの連絡をするべきなのだが。
付き合っていることを黙っているルートにするなら、主人公とヒロインが、二人きりで少しずつ仲良くなっていく話でなくてはいけない。
ヒロインたちとクラスが違ったり、全く接点のないようにして、二人が付き合っていること自体、周りから疑われないようにすれば、隠れて付き合っても違和感はない。
3.ヒロインが主人公に好意を寄せるきっかけが大したことない上、主人公に魅力がないので、こんな主人公がモテることに違和感を抱く
今作の主人公は、特徴も個性もなく、ヒロインから好意を伝えられても、自分からは何もしないと、まるで魅力がない。
こんな主人公がモテることに違和感を抱く。
これは、共通ルートのシナリオが悪い事が原因。
ちあきルートやハルルートでは、過去作の主人公のように面白くなるのだが、共通ではまるでいいところがない。
特に、楓クローズルートでは、取り巻きに囲まれ困っている楓を見つけておきながら、次の授業が始まるから何もせず去るシーンがある。
ライターは何を考えてこんなシーンを入れたのか理解に苦しむ。
ただ、主人公がクズなだけではないか。
過去作の主人公なら、自分が道化になって、取り巻きを蹴散らすなどするシーンなのに、主人公のクズさを際立たせてどうするのか。
他にも、授業中にヒロインからHな写真を送られ、ひとりにやにやしたり、勃起したりするなど気持ち悪いシーンが多い。
それはほとんど美沙ルートでおきるのだが。
ヒロイン全員から好意を抱かれる設定にするなら、ちゃんと好かれる主人公にすることは大前提であるし、ハーレムルートも入れてほしかった。
4.不快なモブキャラが多い
過去作では面白い、笑えるモブが多かったのに、今作はヒロインを値踏みしたり、体つきを評価したり するなど不快な言動をするモブが多い。
しかも、主人公はそれを聞いて、何もしないどころか同意するなど、とても主人公とは思えない。
ヒロインに対し、邪な思いを抱くモブキャラなんて純愛ゲームに必要ないだろうに、なぜこんな展開を多くしたのか。
5.クローズルートは関係を秘密にすることばかり気にするため、恋愛している感が薄くなる
クローズルート=付き合っていることを秘密にするルートは、オープンルートに比べて良いことがほとんどない。
オープンルートでは、普通の恋愛をしているのに、クローズルートでは関係を隠さなくてはいけないことばかり気にして、恋愛している感が薄い。
過去作「どっちのiが好きですか?」では、彼女をリードするorリードされるルートに分かれており、どちらも、ヒロインの別の魅力を引き出してくれる面白さがあった。
今作にはそれがない。
ヒロインと異なる付き合いをするシステムは良いと思うが、どういう付き合い方をするとヒロインの魅力を引き出せるか熟考してほしい。